塩谷町議会 2020-09-09 09月09日-02号
その原因となったのは、選定作業が十分なる調査の上に行われたものではなかったこと、また選定基準の要件を著しく欠いていたことなどが挙げられ、本町民からは、全員会議の席上、満場一致での候補地返上の決意に基づくものでありました。 福島第一原発事故から間もなく10か年を迎えようとしている今日、私は放射性廃棄物の処分方法は根本的に見直すべき時期に来ていると考えております。
その原因となったのは、選定作業が十分なる調査の上に行われたものではなかったこと、また選定基準の要件を著しく欠いていたことなどが挙げられ、本町民からは、全員会議の席上、満場一致での候補地返上の決意に基づくものでありました。 福島第一原発事故から間もなく10か年を迎えようとしている今日、私は放射性廃棄物の処分方法は根本的に見直すべき時期に来ていると考えております。
平成27年12月、環境省に対し候補地返上を行いましたが、その後の動きは全くございません。現在、北海道のある町が、高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に手を挙げるのではないかと注目を集めておりますが、放射性廃棄物の処分については、根本から見直すべきときに来ていると感じております。核燃料サイクル計画の断念を大前提に、放射性廃棄物や核のごみ処分あるいは管理方法を見直すことが重要ではないか。
指定廃棄物問題の現在の状況は、町は候補地返上していること、他県の取り組みの状況、処理方針が国の示した考え方からするとダブルスタンダードであること、一部自治体が一時保管場所を強行化していることなどを総合的に勘案いたしますと、茨城県や群馬県のような現地保管継続段階的処理となる方向性が示されるのではないかと考えております。
去る11月20日に町主催による住民集会を開催し、満場一致で候補地返上の確認をいただいたわけであります。よって、後日議会の協力をいただいて、環境大臣宛て、その旨を伝達する考えでありますが、今後、環境省などがどのような対応を見せてくるのか全く予断を許しません。